大カイロ都市圏では都市中心部での人口増加による過密な住環境、都市周辺農地の不法開発に対し、砂漠地域への新都市開発事業が進められてきたが、社会経済フレームに基づく包括的な都市開発計画が求められていた。 2006年にJICAからの委託により、本事前調査では、大カイロ都市圏域の開発動向に関する基礎統計、人口統計、文化統計等のレビュー、現地訪問、関係者ヒアリングを通じて、現地状況、関連機関状況の確認と計画関連事項についての事前調査、情報収集を行った。また、本業務では、他援助機関の協力プロジェクトの現況調査を行った他、GISを用いた都市統計情報整備事業に関する調査も実施している。